電気代を気にしたエアコン選び(一般家庭用)

エアコン アイキャッチ生活

エアコンを一番使用するのは何と言ってもですよね、そしてと思いますが、やはり気になるのは電気料金も値上がりしている電気代ではないでしょうか。

冬場は暖房をつけなくても重ね着などしてある程度はしのげたりできるのでしょうが、夏場の暑いのは裸になっても汗まみれになったりなかなか我慢しきれるものではないと思います。また部屋にいても熱中症などでダウンするリスクもあるため我慢もほどほどにしないと身の危険が伴います。

本記事ではエアコンを購入する際の電気代を気にした選び方や効率の良い使い方などをご紹介いたします。

エアコンの節電効率を上げる方法

まずエアコンを新たに購入、もしくは買い替えられる場合に少しでも電気代を抑えるために以下のことも気にされてみてはいかがでしょうか。

  • 室外機を日陰に設置できない場合、直射日光などで室外機自体が高温になると熱い空気を排出するためにパワーがかかり消費電力も増えるので日よけなどを設置する。
  • 室外機の近くにモノを置くと室外機自体に熱がこもりやすくなるため、室外機の近くにはモノをおかない
  • 部屋に直射日光が入ると室温が上がるので、夏場はエアコンで室温を下げるためにはパワーと時間がかかり電気使用量が増えますのでカーテンやよしずなどで直射日光を遮る
  • 夏場の室内ではサーキュレーターを併用し、部屋全体というより人がいるところへピンポイントで送風することで涼風感が得られるため温度設定を調整しパワーを抑える。
  • エアコンの電源をオンする時に電気量が多くかかりますので、小まめなオンオフは行わない
  • 室内機のフィルターはホコリ等が溜まると空気を吸い込みずらくなりパワーが必要となり電気量が増しますのでフィルターは小まめに掃除する(使用頻度にもよるが2週間ごと)。

エアコンのタイプ別能力目安

部屋の広さに適したエアコンを取付ける場合の基本的な能力の適正目安です。

下表の見方について、6畳用タイプなら能力は2.2KWで、冷房の場合は家(部屋)が木造造りなら6畳まで、鉄筋造りなら9畳まで冷やすことができるという目安になります。

タイプ能力冷房暖房
木造造り鉄筋造り木造造り鉄筋造り
6畳用2.2Kw6畳9畳6畳7畳
8畳用2.5Kw7畳10畳7畳7畳
10畳用2.8Kw8畳12畳8畳10畳
12畳用3.6Kw10畳15畳9畳12畳
14畳用4.0Kw11畳17畳11畳14畳
18畳用5.6Kw15畳23畳15畳18畳
20畳用6.3Kw17畳26畳16畳20畳
23畳用7.1Kw20畳30畳17畳21畳
26畳用8.0Kw22畳33畳21畳26畳
29畳用9.0Kw25畳38畳23畳29畳

消費電力

エアコンの消費電力と電気代目安

消費電力と電気料金の単純計算により1時間あたりの電気代目安(大雑把な目安)を一覧にしてみました。

計算の前提条件として、1Kw(1,000w)あたりの電気代単価は27円/Kwhとし、各タイプの消費電力は筆者が確認したメーカー3社のカタログから冷房時の最小消費電力と最大消費電力で設定しました。

計算式:電気代 = 消費電力(w) ÷ 1,000w × 電気代単価 × 使用1時間

タイプ能力最小消費電力電気代最大消費電力電気代
6畳用2.2Kw110W3.0円920W24.8円
8畳用2.5Kw110W3.0円1,030W27.8円
10畳用2.8Kw110W3.0円1,210W32.7円
12畳用3.6Kw110W3.0円1,600W43.2円
14畳用4.0Kw110W3.0円1,900W51.3円
18畳用5.6Kw110W3.0円2,100W56.7円
20畳用6.3Kw120W3.2円3,050W82.4円
23畳用7.1Kw120W3.2円3,100W83.7円
26畳用8.0Kw120W3.2円3,150W85.1円
29畳用9.0Kw145W3.9円3,200W86.4円
上記目安一覧の注意点
  • 電気代単価は、電力会社や契約容量によっても異なります。
  • エアコンの消費電力は外気温、室内温度といった空気環境に大きく左右され、運転状態が常に変化しますので、単純に6畳用を1日5時間、30日利用したら24.8円×5時間×30日で3,720円(1か月分)となるわけではありません。

実際に機種を選ぶときの目安としては1年間の電気代を試算したい場合は、カタログ等にも「期間消費電力量」が掲載されていますので、この期間消費電力量に電気代の単価を掛けることで簡単に算出できます。

但し、この「期間消費電力量」はメーカーが設定した条件(冷暖房時を指定温度で使用期間と使用時間等を設定)において、エアコンを1年間冷暖房で使用したときにかかる電力量の目安とされています。

例えば、「期間消費電力量800Kwh」で1時間当たりの電気料金単価27円としたら21,600円が年間電気代となりますが、あくまで目安であり、実際の使用時間や他の電気機器の電気使用量によって電気料金単価が変わることもありますので、購入時の機種比較時の参考として利用されてはと思います。

またエアコンのカタログ等に記載されている「消費電力」にも種類がありますので下記メモを参考にしてください。
  • 定格消費電力:機器を連続して運転した場合に安定して出せる能力のこと。
  • 消費電力:電化製品を使用するときに消費する電力のこと。
  • 年間消費電力:一定の条件のもとで1年間使用したときに消費する電力量のこと。
  • 期間消費電力量:一定の条件で1年間使用した場合に消費する電力量のこと。

エアコンを取付ける部屋のタイプ

同じ広さの部屋に取付けるにしても部屋の目的によって安価な機種で十分だったり、同じ機種でも部屋の環境によっては能力をフルに発揮できるとは限りませんので、取付ける場所や環境によって機種の選択は必要です。

人がたくさん集まる部屋、長時間使用するリビングなどは、省エネ性能、快適機能の高い商品を選ぶのがおすすめです。

寝室や子供部屋などは、部屋の構造や広さによっては省エネ機能の方が良い場合もありますが、使用頻度や使用時間が比較的少ない場合は安価な普及機でよろしいのではと思います。

また冷房の場合で直射日光が当たる部屋、2階建ての屋根に近い2階の部屋など室温が上がりやすい部屋なら少し能力の大きいエアコンを検討する必要があるかもしれません。

部屋の使用目的が冷房重視なのか、暖房重視なのか、除湿重視なのかによっても適した能力のエアコンの選択は必要と思います。

ちなみにエアコンにも一般家庭用と業務用があります。

簡単に説明すると、一般家庭用は日常生活での熱量を想定して設計されていますが、業務用は大規模商業施設は当然として、例えば人が集まる美容室とか学習塾など熱量が多い想定での設計になっており一般家庭用よりパワーが強いものになります。

業務用にも壁掛けタイプはありますので、パワーが強い方がいいので自宅用にと思われる方もいるかもしれませんが、機能、電源(電力)、稼働音、故障時対応などを販売店と良く相談し理解されたうえで選択されるならありと思います。

エアコンの仕組みと機能

エアコンの基本的な機能としては「冷房、暖房、除湿」の3つがあります。

そんなこと言われなくても知ってますよ!

冷房は部屋を冷やす、暖房は暖める、除湿は湿気を取るわけで、わざわざ言われなくてもお分かりの通りですが、ではどのような仕組みになっているかはご存じでしょうか。

大枠でも知っておくとエアコンの故障や効きが悪くなったときに修理か買換えかなどの判断材料になると思いますので豆知識として記述します。

エアコンの室内機には熱交換器、送風ファンが、室外機には熱交換器、減圧器、圧縮器等などがありそれらが繋がっている配管を通じて冷媒ガスが循環しており、冷媒ガスは圧縮や膨張により液化と気化を繰り返えします。

冷房は、室外機の減圧器で低温の液体となった冷媒ガスにより室内機の熱交換器が冷やされ、ファンによって冷やされた空気を吹出します。

暖房は、室外機の圧縮器で高温の気体となった冷媒ガスにより室内機の熱交換器が温められ、ファンにより温められた空気を吹き出します。

除湿は、室内の空気を吸い込み、吸い込まれた空気は熱交換器により熱が吸収され、その時に空気中の水分が除かれ湿気の低い乾いた空気が部屋に戻されます。なお除かれた水分は結露して水滴になりドレンホースから流れ出ます。

また除湿の方式には、弱冷房除湿再熱除湿があり、弱冷房除湿は乾いた空気が戻されるので若干室温が下がりますが、再熱除湿は室温を下げずに除湿で乾いた空気を温めまてから送り出されます。

ちなみに再熱除湿は温める分、弱冷房除湿より電気代は高くつきますので、電気代が気になる方はエアコンを購入されるときに除湿はどちらの方式かも確認されてみてはいかがでしょうか。

エアコンの省エネ機能

省エネ機能は、人感センサーで人の有無検知を行い居ない場合は消費電力を抑えた運転に切り替えたり、気流制御等により設定温度や風量を自動で調整したり、部屋全体ではなく必要なエリアに風を送るなどして電気量を抑える工夫がなされています。

フィルターの自動掃除なども掃除の手間を軽減するとともに空気効率を上げることに繋がっています。

ただ省エネ機能はメーカーにより特徴がありますので、使用目的により比較検討されることをお勧めします。

またどれほど電気代が抑えられるのかは、今使っているエアコンと検討中の省エネタイプで消費電力から比較計算をしてみると分かりやすいと思います。

エアコンのお掃除機能

フィルターお掃除」機能付きエアコンが普及していますが、あくまでも「フィルターのみ」の掃除機能ですのでファンや熱交換器なども掃除してくれると誤解されないよう注意は必要と思います。

またフィルタ掃除したホコリなどを自動で室外へ排出する機種もありますが、本体内に貯めている機種もありますので定期的に取出す必要があります。

実は筆者も当初お掃除機能とは全ての掃除が不要と思い込んでいて、数年放置していたら本体内にホコリが固まった状態で溜まっていたり、ファンがカビで真っ黒けという悲惨な経験があります。

つまりエアコンの掃除は必要となりますが、その掃除のしやすさもエアコン選びのポイントになります。

ただフィルターの掃除はこまめ(2週間ごと)に行わないとホコリでフィルターの目がつまり冷暖房の効きが悪くなり、モーターをより回そうとしてパワーを出しますので電気代に響きます。

そういう意味ではフィルターお掃除機能は有難い機能なのです。

エアコン取付け

エアコン室内機・室外機を設置する場所

室内機の取り付けに関しては、取付ける条件により想定していた場所に取付けることが難しい場合があります。

例えば、取付位置は天井から5センチ以上、左右も5センチ以上離せれるか、室外機とつなぐ配管を通す穴が近くにあるかなどは予め確認しておく必要があります。

またエアコン専用のコンセントの形状は「平行型」「アイエル型」「タンデム型」「エルバー型」などがありますので、壁のコンセントの形状はあらかじめチェックしておき、カタログや購入先で確認されるのが良いでしょう。

もし専用コンセントがない場合は、専用回路の工事が必要となります。

室外機の設置に関しては、壁(機体の後ろ)から5センチ以上、左右は10センチ以上、更に前面も25センチ以上離して設置する必要があります。

隣家の壁や塀などに隣接する場合に注意ということですね。

もし設置するためのスペースに困った場合は、壁掛けや屋根に設置する方法で回避できるかもしれませんので、これも購入店へ相談しましょう。

エアコン取付け工事での注意点

新規にエアコンを取付ける場合には取付場所近くにコンセントがあるかは確認しておきましょう。もしない場合は購入予定店へ事前に電源を引っ張ってこれるか相談してください。

またコンセントのV(ボルト)数が100Vか200Vなのかも予め確認しておかないと取付けできない可能性もありますのでこれも購入店へ確認が必要です。

ちなみに200Vの場合はブレーカーまで200Vが来ていてコンセントも200Vに対応している必要があります。

また他の家電品と併用してエアコンを使うのであれば、30A(アンペア)以上は必要とも言われています。

内機と外機を設置する場所が決まると取付け工事を行うのですが、状況により追加工事が必要になる場合があります。

販売店によっても多少違いはありますので確認は必要ですが、一般的な標準工事は、エアコン用コンセント、内機と外機をつなぐ穴があり、配管の長さが4mほどで収まり、外機の設置場所も大地置きかベランダ置きであれば標準取付工事の範囲のようです。

これ以外のことがあるようなら追加工事が必要となる可能性があります。

追加工事となりやすい項目

  • 専用コンセントがない。
  • 配管を通す穴がない。
  • 内機と外機の距離が4m以上離れる。
  • 外機の設置場所が壁掛けや屋根置きになる。
  • 配管に化粧カバーをする。
  • 高所での作業となる。など

想定外の出費にならないためにも購入時に追加工事にならないかは購入先としっかり事前確認しておくことです。

エアコンの購入時期

エアコンを購入されるおすすめな時期としては、機種のラインナップが揃いだし、工事も混んでおらずまだそこまで暑くない5~6月頃です。

価格が安い商品ではないだけに暑くなって我慢も限界にきて購入されようとする方が多いようですが、混雑して取付け工事までに数週間待たされ、下手をすると暑さが陰ってきたころにやっと取付け工事となることもあるようです。

熱中症

エアコンの購入先

エアコンを販売しているのは、家電量販店、地域電気店(町の電気屋さん)、ネット通販で、他でも電気工事業者、引越し業者などで取り扱われていることはあるようです。

主には価格比較が行いやすい価格重視ならネット通販、価格とサポート体制を重視するなら家電量販店、地域に根差した迅速サービス重視なら地域電気店(メーカー系列店)というところでしょうか。

あとテレビショッピング、ラジオショッピングも取扱いされていますが、おすすめ機種をピンポイントで紹介されていることが多いですね。

通信販売だと取付け工事や既存エアコンの取外し、回収(引取)を伴う場合、家電リサイクル法のこともあり心配に思われる方もおられるかもしれませんが、自社対応もしくは工事や収集運搬を担う業者と連携して対応されているところは多いと思います。

ただ価格以外でのポイントとして、故障した時の保証期間と修理対応について、長期保証制度はあるか、何年保証なのか、故障した時の連絡先などはチェックしておきましょう。

以前筆者宅で9年前に購入したエアコンの室内機の送風口から水が噴き出して、すぐ購入先へ連絡し状態を調べてもらったところ、室内機の熱交換器を取り換える必要があることが分かりました。年数も経っていたこともあり買い替えを考えたのですが、10年保証だったことで無償対応頂け、もう少し使わさせてもらうことになりました。

エアコンクリーニング

前述しましたが、「お掃除機能」はフィルター掃除のみですので、カビ臭かったり、ファンが黒っぽくなっているようでしたらクリーニングされることをおすすめします。

熱交換器等の汚れやカビを除去することにより効率が良くなり電気代の節約にもつながります。

自分でエアコンクリーニング

自分で掃除される場合は、念のため電源プラグを抜き、フィルター、吹き出し口、風向きルーバーは台所用中性洗剤、キッチンペーパーや古歯ブラシなどで掃除できます。注意点としては熱交換器やファンを傷つけないようすることでしょうか。

また市販の洗浄スプレーを使用される場合は、液だれや壁などに掛からないよう養生したり、配線などに掛からないような注意は必要です。

ただ掃除に手間がかかるのと熱交換器やファンの隅々までキレイするのは結構難しいので、状態によってはプロに依頼する方が望ましいと思います。

エアコンクリーニング業者へ依頼

クリーニングのプロに依頼すると、専門知識のある方が高圧洗浄機など専用機材を使用したり、室内機を分解洗浄し隅々までキレイにしてもらえます。

恐らく自分で掃除するよりは短時間でキレイに仕上がると思います。

料金的にはエアコンにお掃除機能がないものが1万円前後、あるものは2万円前後が相場感です。

理想としては年1回クリーニング業者へ依頼することをおすすめします。

家電リサイクル

エアコンは家電リサイクル法の対象

エアコンの買換えということであれば現在ついているエアコンを取外し、引取ってほしいと事前に伝えておく必要があります。

既存のエアコンを取外し引取ってもらう場合は、取外し料金の他に家電リサイクル法に基づきリサイクル料金と収集運搬料金が必要となります。

その場合は家電リサイクル券が発行されますので、控えはしっかり保管しておきましょう。

ただ故障していない中古エアコンを買い取る業者もありますので、売却できるなら処分費ではなく、逆にお小遣いぐらいになるかもしれませんが、手数料などが発生する可能性もありますのでよく確認してみましょう。

まとめ

エアコンの室外機周辺にモノを置かない、日よけの設置などエアコン自体の省エネ機能以外のちょっとした工夫や定期的にフィルター等を掃除することで電気代を抑えることに繋がります。

購入で機種を選択するときは、取付ける部屋の環境や目的により冷房重視か、暖房重視か、除湿重視かなど適したグレードや能力を比較検討してみましょう。

エアコンを購入する先は、価格のことはありますが、もしもの故障対応長期保証の有無なども確認することをおすすめします。

工事が伴い、長期間使用することになる家電品ですので、取付けてから「しまった!」とならないようにしたいものです。

最後までお読み頂き有難うございました。

エアコン購入時の参考になりましたら幸いです。

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