私自身が行った手続きと初期設定をご紹介
本記事はWordPressを始めようとされている方、WordPressをインストールしたけど、このあと何をしたらいいのかよく分からないが早くブログを投稿したいという方に、私自身がレンタルサーバーConoHA WINGでWordPressを始めるにあたり行った手続きと初期設定についての手順を図解入りでご紹介します。
私はこれまで無料ブログを利用していましたが、WordPressへ乗換えようと手続きを行い、確かにサーバー契約、WordPressのインストール自体は全くの初心者でもそれなりに短時間で完了させることはできると思います。
ですが、そのあとのブログを投稿するまでに行った方が良い初期設定やセキュリティ強化などについては、何をどうしたらいいのか分からなく手が止まりあれこれ調べながら結構な日数をかけて設定してきました。
同じように困っている方への参考になればと私自身が最初のブログを投稿するまでに行った手続き、設定についてご紹介し、ご縁あって本記事をご覧いただいた方の時間短縮につながれば幸いとの思いです。
サーバーConoHa WINGとの契約
ワードプレスでブログを作成するために、まずレンタルサーバーの契約が必要となります。ConoHa WINGの契約手続き
まずConoHa WINGで検索して下記の画面を表示させます。
私は個人でブログを行いたいだけですので「ConoHa WING」を選択しました。
初めての申込みでしたので、「初めてご利用の方」を選択し、メールアドレスとパスワードを登録します。
メアドは現在利用しているGmailでも新たに専用アドレスとして新規作成されてもよいと思います。
パスワードは、忘れないうちにメモなどに記録しておきましょう。
プラン、金額は2021年9月時点のものです。
今回は、個人でブログを行うだけですので下記の内容で利用することにしました。
料金タイプは、無料独自ドメインがついているWINGパック
契約期間は、1年はブログを続けようと思い12ヵ月
プランは、始めたばかりなのでベーシック
初期ドメインは、独自ドメインではありませんので英数字小文字にてとりあえず好きな言葉で入力します。
サーバー名は、デフォルトで日時等にて表示されていますが、好きな言葉に変更してもしなくても構いません。
次にWordPressかんたんセットアップを「利用する」を選択すると自動でWordPressをインストールしてくれますので初めての方はこちらを選択することをおすすめします。
セットアップ方法は初めてのサーバー契約でしたので「新規インストール」を選択
ここでの「独自ドメイン」はあとで変更はできませんので、慎重に決めます。
作成サイト名は、WordPressで編集はできますがそれなりに考えて登録します。
WordPressユーザー名とパスワードは、WordPressへログインする時に使用しますのでメモなどに記録しておきましょう。
次にテーマは最初なので無料の「Cocoon」を選択しました。
テーマとは、表示される見た目のデザイン、表示項目や機能など一式セットになったWebサイト全体のテンプレートのことです。
ここまで登録したら「次へ」をクリックします。
次は契約者の個人情報の登録になります。
電話番号まで入力したら「次へ」をクリックします。
SMS/電話認証画面になります。
メールで受信したい場合は「SMS認証」、電話で認証を受けたい場合は「電話認証」を選択します。
例えば、「SNS認証」を選択しクリックすると下記が表示されますのでスマホに送られた「認証コード」を確認して入力、送信します。
認証が済みますと次に支払方法の登録画面になりますので、クレジットカードでの登録を行います。
申込みが済むとWordPressがインストールされます。
下記の画面が表示されますので、必ずスクリーンショットか手書きメモなどで記録しておきましょう。
これでConoHa WINGの契約とWordPressとテーマのCocoonのインストールは完了しました。
メールに下記のようなお知らせが届きます。
このメールに「コントロールパネルへのログインはこちら」の表示があり、そこからログインしますとConoHaの管理画面になりますので、そこで一旦ブックマークに登録しておくことをおすすめします。
ConoHa WINGの初期設定
ConoHa WINGのステータスが「運用中」となっているなら操作は可能ですが、「起動中」と表示されているようでしたらしばらく様子をみましょう。
サイト管理のサイトセキュリティ
独自SSLの利用設定を「ON」にします。
これをONにすると「http」の後に「s」を付けることができサイトを暗号化することができます。
次にWordPressセキュリティ設定
管理画面ログインを「ON」にしますと短時間に複数回ログインされた場合、自動的に制限されます。
コメント制限も短時間に大量のコメントなどが入った時に一時的に制限されます。
スパムコメントや海外からのコメントを制限したい場合も「ON」にしておきます。
海外アクセス制限は、海外からログインなどアクセスできないようにするための制限になりますので、ご自身が海外からログインしないのであれば「ON」にされてはと思います。
WordPress ログイン
ログイン画面からConoHa WING契約時に設定したWordPressユーザー名とパスワードを入力します。
–
WordPressの初期設定
ログイン後の管理画面
–
セキュリティ強化のためURLを「https」に変更
WordPressアドレスとサイトアドレスの「http:/」に「s」を付け、「https:/」へ変更します。
他の項目につきましては見て分かると思いますので好みに合わせて設定されてはと思います。
変更したら下へスクロールして「変更を保存」をクリックします。
–
パーマリンクの設定
パーマリンクは、URL内に記事固有の文字を入れることができ、記事ごとのURLを自身に分かりやすいように設定することができます。
例えば、https://○○.com/about-wordpress/ としたら「about-wordpress」個所がパーマリンクになり、「ワードプレスについて」の記事だと認識しやすくなります。
パーマリンクの設定で「投稿名」を選択した場合の例ですが、
記事の作成で記事タイトルを入力すると下記のパーマリンクが初期表示されます。
日本語のままでも構わないようですが、文字化けなどを起こすことがあり英数字に変えておく方が無難のようです。
変更するにはパーマリンクの「編集」をクリックして、タイトルを英数字にします。
上記例のパーマリンクにするには「設定」の「パーマリンク設定」にて「投稿名」を選択し、「変更を保存」をクリックします。
–
テーマをCocoonへ変更
最初から入っているテーマは下記の「Twenty Twenty-One」です。
ConoHa WINGの契約時に選択したテーマの「Cocoon」へ変更します。
「外観」の「テーマ」を選択するとCocoonがインストールされた下記の画面が表示されます。
親テーマ「Cocoon」と子テーマ「Cocoon Child」がインストールされていますが、「Cocoon Child」の方を「有効化」します。
親テーマはアップデート等により設定が変わることもあるようで、それまで利用していた設定がリセットする可能性があるため、子テーマを利用するのが一般的なようです。
Cocoon Childを有効化しましたら、「Cocoon設定」を選択し「スキン」をクリックします。
下へスクロールしますと「スキン一覧」が出てきますので好みに合うスキンを選択します。
選択したら「変更をまとめて保存」をクリックします。
スキンを選択し保存したら、ホームマークより「サイトを表示」をクリックすると選択したスキンが表示されます。
思ったのと違って他のスキンに変更する場合は、スキン一覧からやり直します。
サイドバーの設定
赤枠部分に表示させる「検索枠」「最近の投稿」「カテゴリー」項目などを設定します。
サイドバーの設定は、「外観」の「ウィジェット」を選択します。
最初からサイドバー枠に項目が入っている場合は不要な項目を外し、必要な項目を入れます。
サイドバーにある項目を外す場合は、その項目をサイドバーの枠外へドラッグします。
逆に利用できるウィジェットから必要な項目を入れる場合はサイドバー枠内へドラッグします。
記事数が少ないうちはシンプルでよいと思います。
ただ「メタ情報」は投稿者自身のための情報であり、閲覧していただく方には不要な情報ですのでこれは外しておくことをおすすめします。
<変更前>
<変更後>
–
グローバルメニューの設定
グローバルメニューは読者にコンテンツを見つけやすくするために設置します。
ただある程度記事を投稿してから設置されても良いと思います。
グローバルメニューを設定するには「外観」の「メニュー」を選択します。
最初に「メニュー名」を作成してから「メニュー項目を追加」にて欲しい項目にチェックし、メニュー設定のヘッダーメニューにチェックが付いていることを確認して「メニューを保存」をクリックします。
–
セキュリティ強化のプラグイン
WordPressのセキュリティは自分で管理しなければなりませんので、管理ページとログインに関する攻撃からの防御に特化したセキュリティプラグインをご紹介します。
これはログインURLを変更してセキュリティを高めます。
「プラグイン」の「新規追加」を選択し「キーワード」にて「SiteGuard WP Plugin」で検索します。
下図のSiteGuard WP Pluginが表示されますので「今すぐインストール」をクリック、インストールが完了しましたら「有効化」をクリックします。
※下図は既に有効化まで済んでいますので「有効」と表示されています。
有効化されると「プラグインを有効化しました」と表示されます。
これでログインページURLが変更されましたので、新しいログインページURLのブックマークを必ず行ってください。
下線のついている「新しいログインページURL」をクリックすると新しいログインページが表示されます。
この新しいログインページが表示されましたらブックマークします。
なお、セキュリティ強化の一環で、ログイン時に「ひらがな」を入力する追加された機能が表示されます。
海外からのログインアクセス攻撃への対応ということと思われますが、ログインの都度に入力することになりますので不要と思えば無くすことも可能で後ほど説明します。
ログインページ変更設定
ログインして「SiteGuard」をクリックしますと設定状況画面が表示されますので「ログインページ変更」を選択します。
オプションの「管理者ページからログインページへリダイレクトしない」に✔を入れ変更を保存します。
これを設定することにより外部からログインしようとしても「not found」で返すことができます。
WordPressをインストールした時のメールアドレスに新しいログインページURL案内が届きますので保存されることをおすすめします。
もしログインページが分からなくなったときに必要となります。
あとの項目に関してはデフォルトの設定状態でよろしいかと思われますが、注意点として説明を加えます。
管理ページアクセス制限
管理ページアクセス制限は、デフォルトでOFF設定になっていますが、赤枠の説明書きにも明記されているように24時間以上ログインされないとログインができなくなりますので、OFFのままにしておく方が無難と思われます。
–
画像認証
ログイン時の「ひらがな」入力に関する設定です。
先述しましたがセキュリティ強化のための機能ではあるのですが、もし解除したい場合はこの設定を「OFF」にして変更を保存します。
–
ログインロック
デフォルトでONとなっており、内容として5秒以内に3回ログインに失敗したIPアドレスを1分間ブロックするという設定になっています。
ONのままで良いと思いますが、注意点としてはご自身が失敗しても同じ状態になるということです。
–
プロフィールの設定
ご自身のプロフィールを設置されると、このブログはどんな方が書いているのであろうと親近感や信頼性につながりやすく、ファンづくりにもなります。
「ユーザー」の「プロフィール」を選択し、ニックネーム(必須)とブログ上の表示名を登録します。
ニックネームを入力し、少し下へスクロールして「プロフィール情報」にご自身のブログ運営の目的とか親近感の沸く紹介などを入力したら「プロフィールの更新」をクリックします。
プロフィールの設置
先述のサイドバーの設置と同じ「外観」「ウィジェット」でプロフィールを選択してサイドバーで表示させます。
表示位置をサイドバーではなく記事の下などにすることも可能です。
–
最後に
WordPressは細かな設定が非常に多く、またプラグインも変化していくため、やりながら覚え設定していくことになります。
取り急ぎ記事を書き投稿するためのセキュリティーや見栄えなどに最低限必要と思う初期設定はこんなところだと思いますし、私もここまで設定して記事を投稿しました。
まずは記事を投稿してみてはいかがでしょうか。
本ブログはここまでとしますが、便利そうなプラグインやGoogleサーチコンソール、Googleアナリティクスの設定などについても記事にあげていきたいと考えています。
ここまでご覧いただき有難うございました。
少しでもお役にたつようでしたら幸いです。